「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と古くから歌い継がれている茶摘み歌ですが、狭山茶の栽培地域は比較的冷涼な環境であるため、じっくりと時間をかけて厚みのある茶葉に成長します。加えて「狭山茶火入れ」と呼ばれる狭山独特の火入れ方法によって深い緑色と甘く濃厚な味を楽しめます。
初夏の香りとともにやってくる新茶の季節。新茶とはその年の最初に摘み取られたお茶のことですが、春のあたたかい日差しをあびて育ったみずみずしく柔らかい若葉から作られる新茶は苦味や渋味が少なく、ミネラル分を多く含んでいるため新鮮な香りと爽やかな味が特徴です。「飲む新緑」を是非お楽しみください。